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技術は見て盗めはサーフィンでも通用するのか

昔堅気の職人さんといえば「技術は見て盗め!」が当たり前で、親切丁寧に手取り足取りレクチャーしてくれるなんてことは皆無、教えを請うことだって難しかったはずです。それじゃ今の時代は後継者が見つからないと教える側も考えるようになり、手に職の仕事でも一から丁寧に指導してくれる仕事が増えてきているようです。「最近の若者は少し怒られただけで辞めてしまう」・・・親方や上司に鬼のように怒られ続けて鍛えられた世代の方からすれば理解できないほど、現代の若者は草食系ばかりのようです。怒ることにも愛情があってなのにと思いますが、何も仕事のことで怒鳴って怒らなくてもと思うのかもしれませんね。

話がだいぶ逸れてしまいましたが、サーフィンでも見て盗めということは通用するのでしょうか?好きでやっているサーフィンですが、誰だって上手くなりたいものです。上手なサーファーのライディングを見て憧れるでしょうし、どうしてあんな風に出来るのかと疑問に感じることも多々あります。それはどんなレベルの人でもあることで、自分より上手いサーファーに対して感じるものです。ケリー・スレータークラスになるとどうなんでしょうという感じですけどね(笑)。

僕自身、サーフィンを始めてからずっと誰かに教わったことがなく、友人とあーだこーだ言いあってはスケボーで練習してみたり、プロのライディングを食い入るように見て研究していました。海外でみっちりサーフィンすれば上達するかも!と考え、オーストラリアにワーホリにも行きましたけど、上達のほどは??でしたね。沢山海に入ることと上達することは必ずしも比例するわけではなく、どんな意識で練習するか、自分のどこが悪いのか知ることが出来ていないと、我武者羅に練習していても思うように上達しないように感じます。
実際、上手い人のライディングを見て盗もうとすると、場合によっては大きな勘違いをしてしまうことがあります。「あの人は上半身が大きく動いているんだ」と勝手に解釈し、自分もとにかく上半身を大きく動かしてみる・・・でもワザに切れ味がでるわけでもない。パッと見ばかりのテクニックを安易に解釈して実践しても、それが上達につながることは多くないかもしれません。テイクオフやドルフィンスルーなどであれば、まだ見て盗むことも可能かもしれませんが、ライディングに関してはパッと見だけで理解するには難しいことがあるようです。僕自身がその悪い例でもあり、サーフィンに伸び悩んで四苦八苦していた時代にはDVDや本をたくさん手に取りました。様々なテクニックを実践してみてもイマイチ納得がいく結果が得られなかったのですが、あるプロサーファーにレクチャーしてもらったところ、僕の基本的に悪い箇所を指摘され、それからというもの僕のライディングが大きく変わりました。自分では出来ていると思っていたことで、嫁には僕が指導していたことであり、プロに言われた時はまさか僕が出来ていなかったのかと唖然としました。

何でもかんでも聞けば身に付くことではありません。サーフィンは波相手のスポーツですし、何度も海に入って慣れて練習して覚えての連続です。実践して理解することが大切ですし、日々の経験から気が付いて学ぶこともたくさんあります。だけど上級者に指導してもらうことは非常に意味があることで、独学で延々と続けるより何倍もサーフィンを楽しむことが出来るチャンスだと思います。ものすごい壁にぶち当たった時は、ぜひ上級者のアドバイスに耳を傾けてみてほしいと思います。